2009/10/19

雑踏と音楽

9時15分起床。朝食はぶどうパン、ソーセージ、めだまやき。11時までボーッとしてから家を出る。車内で清水穣『日々是写真』(現代思潮新社)。読んで、未完了だった重要事項を思い出す。

午前、午後とお仕事。今日は主にメール作業。

昼食はきつねうどん750円也。ちょっとしょっぱい。ついでに自転車屋に寄り、フレームを見て回る。本当は無塗装(コーティングのみ)、ロゴなしのフレームがいいのだが、そんなものはこのスペクタクル社会には存在しない。ピンと来たのは無塗装っぽいBianchiのピスタかな。

最後にまわしておいた大事なメールを書くのに時間がかかり、久しぶりに1時間ほど残業。だが体力も戻ってきているのか、難なくこなせた。


退社後、六本木ヒルズへ。今日は以前から狙っていた2本立て。まずは森美術館にて「アイ・ウェイウェイ 何に因って?」展。自転車と壺のコーナーがとてもよかった。特に、漢時代の壺を壊す作品。ちなみに、これって代表作は来てるのだろうか。図録を購入する。

続いて、東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」に出品された松江哲明『ライブテープ』を(ちなみに、今日は1人で鑑賞)。吉祥寺・武蔵野八幡宮から井の頭公園まで、最短距離のロードムービー。前野健太の歌に、ジーンと深い感動。なにより、音がすばらしく良い。雑踏と音楽の絶妙なバランス。いったい、どうやって録音したのだろうか。マイクは何本用意されていたのだろう。いずれにせよ、「74分1カット」という視覚的要素を生かすために、実際はものすごい熱量の「音の編集」がなされているはずだ。

上映後の質疑応答の際、「なぜ正月に撮影をしたのか」という質問に対しての松江の答えに感銘を受けた。「これが例えば1月4日の午後15時だったら、みなさんが何をしていたか思い出せないと思うんです。でも2009年の1月1日、正月というある種特別な日の15時頃からの74分間であれば、みなさんも何をしていたか思い出せるのではないか。僕はこの日のこの時間、大切なスタッフたちとこの映画を作ったわけです」。

撮影の舞台となっている武蔵野八幡宮から井の頭公園までは、松江が毎年家族と初詣に出かけるルートだったとか。そして、公開初日であった今日、10月19日は、昨年亡くなった松江の父の命日でもあるそうだ。


満足して帰宅。おにぎり1つ、ビール1缶。ガールフレンドがプレゼント(お守り?)をくれた。ありがとう!  大事に身につけます。『プロゴルファー猿』の続き(3-5巻)を読んで2時半に就寝。


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