2009/10/15

エドガー・ヴァレーズ、アンサンブル・モデルン、ビル・ヴィオラ

完全に忘れていたが、同志社大学でアンサンブル・ノマドによるリュック・フェラーリ、武満徹、エドガー・ヴァレーズの演奏があり、その中でビル・ヴィオラ『Déserts』の上映もあったようだ。この映像については、以下を参照のこと。しかもフランク・ザッパのプロデュースなんだな、これが。真面目に仕事をしていると、こういう奇跡が降ってくる。
ドイツの演奏家集団アンサンブル・モデルンは1993年、エドガー・ヴァレーズ(1885-1965)作品の連続演奏会の準備中に、有名な《砂漠 Déserts》について、ヴァレーズが残した、実現されなかったイメージ要素についての覚書を発見した。
「砂漠はわたしにとって、極めて喚起的な言葉である。それは空間を、そして寂寥と孤立を暗示する。わたしにとってそれは、砂や海や山や雪の中の、外界の不毛の地、さびれた都会の通り、むき出しで遠く離れたものを意味する自然の剝ぎ取られた様相というだけでなくどんな内視鏡でも届かない、精神の遠い内なる空間、神秘と本来的な孤独の世界をも意味するのだ」──エドガー・ヴァレーズ
(『ビル・ヴィオラ ヴィデオ・ワークス』NTT出版)

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