2009/08/04

エフェクティヴな病気

10時起床。むちゃくちゃダルい。これは……夏バテの症状にウツというファズをかけられたような、ひどい状態。ひさびさに脳がまったく働かない。というか、からだも動かない。ガールフレンドが作ってくれた朝食(パン、コーヒー、チェダーチーズ+マーマレード、トマト)を食べて、もう一度寝る。
昼過ぎ、起きてオリジン弁当でおにぎりと唐揚げを買ってきて、ワイドショーを見ながら昼食。ついでに健脳食ということでバナナプロテイン豆乳を飲む。で、ビデオを返却しにいって、図書館に寄って、夕方また寝る。
「あー。これは脳が疲れているんだ!」というたしかな感触とともに19時半に起きる。薬局で生活用品の他にブドウ糖、リポビタンDなどを購入。スーパーで夕飯の支度を買って帰宅。
夕食は玄米、しめじのお味噌汁、オクラ納豆、チキンのバジルペースト炒め。おいしい。
ベッドでゴロゴロし、Tom Tom Clubのファーストを聴きながら図書館で借りてきた自己啓発本(岡本正善『すぐやる力』PHP)を読む。意外と役に立つ内容。メンタルトレーナーとか、プロスポーツ関係の著者の本のほうが、仕事の参考になるのかもしれない。

それにしても、怠惰なり。結局、ウツ病って、からだの調子が悪いと、それが通常の数倍エフェクトされるという病気なのだ。気分が落ち込むとか、そういう問題ではない。これが今回悟ったこと。つまり、基本的には体調を整えるしかないのだ。

2009/08/03

空間政治学とやら

10時起床。眠い。朝食はヨーグルト、コーヒーのみ。少しバテ気味か。今週はイベント目白押しの予定なので、今日はセーブせねば(普通、大人はこういう調整を土日でするんだよな……)。

11時半に出勤。午前、午後と、読んだり電話したり入力したり。

昼食はお弁当を近所の公園で。『思想地図』の東、北田、原武史の鼎談を読みながら。これについては文末に記す。

17時に退社。新宿2丁目で打ち合わせ。帰りしな、世界堂でガチャガチャ「石膏デッサン入門」を購入。「武装する女神」を入手。なんと第2弾らしい。俺は他に「マルス」を持っているが、これ、そんなに好評なのか。

帰宅後、睡眠。めちゃくちゃ疲れている。起きて、ガールフレンドが作ってくれたそうめんを食べて、ユンケル飲んで、また寝て、みたいな生活。かなりきつい。


さて、『思想地図』の東+北田+原の鼎談。いつもながら北田の立ち位置に相当な違和を抱く。原も人畜無害だが。もー、「テン年代」(笑)が思いやられる。

方法としての空間政治学は必ずしも思想的課題と直結するものではないと思うんですよ。それはメディア論にしてもそうです。イデオロギー分析のどん詰まりから抜け出す一つの方法としてメディア論的な視座が出てきたわけで、思想的・実存的なものと距離をとる、というのが信条になっている。その方法論に思想的なインプリケーションを求めてもなかなか答えにくいと思うんですね。

と北田は言うが、この発言は、本鼎談において、内容、タイミング、ともに最悪である。単なる自己保身。北田が言うところの「メディア論的な視座」こそが、現在におけるある種のイデオロギーのどん詰まりを体現している。どのような対象であろうとも論者の立ち位置が揺るがないという意味では、立場は違えど、カルスタと同程度のものでしかない。

現在、東京(日本)に起こっていることは情報管理に基づく都市(生活)のメディア化であって、実際に歩いて見聞することによってしか管理(ルビ:メディア)からこぼれたもの(それは確実に断乎存在する)に出会うことはできない。土地には日付けがあり、地名には謂(ルビ:いわれ)がある。謂のない場所が増殖し続けている時代に、失われた時代の地図を歩くためには名所旧跡案内だけではなく、場所の記憶が必要なのだ。記憶だけが情報メディアに風穴をあけるのだ。

(西井一夫+平嶋彰彦『昭和二十年 東京地図』筑摩書房、あとがきより)

1986年、戦争の記憶がとうに薄れ、街が開発されるまっただ中で書かれたこの優れた「空間政治学」で西井が言うところの「謂のない場所」──つまり再開発される街=郊外──、その謂こそを、『東京から考える』以後の東は問うているのだし、『滝山コミューン1974』で原が描いたものも、まさに「謂のない場所」の謂、「管理からこぼれた」「記憶」についてではないか。この鼎談においてはそんなに大した話は出てこないけれど、それなりに興味深い視点を提出しようとしている二人を目の前にして、「方法としての空間政治学は必ずしも思想的課題と直結」しない、それは「思想的・実存的なものと距離をとる」などと宣う北田の「メディア論的な視座」など、もはや「どん詰まりから抜け出す一つの方法」であるわけがないのである。


マルスがなぜ痘痕面なのかは内緒

2009/08/02

さらば、iPod Touch

11時45分起床。ガールフレンドが作ってくれたチャーハン、スープを食べて、もう一度寝る。16時半まで。ああ、寝すぎたか。
Yahowa 13のボックスをはじめ、「買いたくないけど持っておきたい」ということでこれまで家に溜めてきたCD-RをせっせとHDDにコピーする。で、コピーし終えたCD-Rは捨てる。棚を整理するのだ。


夕方、正月に買ったiPod Touchを、秋葉原のソフマップに売却。日本にはいわゆる「野良電波」がほとんどなく、容易にはネットワークにつながらないから、持ってる意味があんまりないのだ。売却金額は20900円! 意外と高く売れるのな。ラッキー。だが生活費で消える予定。こうなるとやはり、iPhoneがほしい。


夜、Oさん夫妻、ガールフレンドとうどん屋で合流。生ビール、日本酒、各1杯ずつ。帰宅後、いろんな音楽を聴きながらCD-Rのコピー作業の続き。22時頃から夜中の2時までノンストップ。単純作業についつい熱中してしまう。就寝は3時ごろ。

2009/08/01

メダカ心中す

1145分起床。よく寝た。朝食は玄米を炊いてわかめごはんにしたものとお味噌汁、目玉焼き、ベーコン、もずく酢。

夏の熱気によって足りなくなっているからと、メダカの鉢に水を波なみと足したら、多すぎたのか、ふと気づけば2匹が鉢から飛び出し、外で干からびていた。ショック。で、水槽を覗くと2匹しかいない。もう1匹はどこに行ったのだろう。ああ、それにしてもかわいそうなことをした。やっぱり、ちゃんとした鉢を買ってきてあげなければ。

午後は家の掃除など。ガールフレンドは渋谷へ。俺は近所の図書館へ。

夜は六本木で大友良英のライヴ。ピアノソロ(だけど純正ノイズ)はウケたなあ。幽閉者はますますオーガニックなアンサンブルに。一楽まどかがすばらしい働きをした。で、調子にのって生ビールを5杯も飲んじゃった。

2009/07/31

調子よろし

10時半起床。今日はひさびさによく眠れた感がある。朝方に目が覚めなかったのは、いつぶりだろう。一晩中涼しかったからだろうか。

朝食は冷えたデラウェア、コーヒー。出勤の電車で、読みさしのままだった『イノヴェーションの神話』を読了。

昼食はお弁当を近所の公園で。文庫になった菊地成孔+大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー キーワード編』(文藝春秋)を読みながら。母に電話すると、今日も熱が38度あるらしい。心配。

午前、午後と入力作業など。17時半に退社。病院……といっても眼科へコンタクトレンズを作りに。ガールフレンドと御徒町で待ち合わせる。いままで1デイを使っていたのだが、彼女と同じ2ウィークのにしてみた。

スーパーに寄って帰宅後、二人で料理。明太子スパゲティ、玉ねぎとしめじともやしのお味噌汁(つまり冷蔵庫の整理)、きゅうりの浅漬け。白ワインを1杯だけ(←このセリフ、言ってみたかった!)。

で、1時間ほど寝てしまう。起きたらテレビで『魔女の宅急便』をやっていて、彼女がとてもうれしそうに観ている。俺もつられて途中から観る(実は初見)。なるほど。

その後、二人でランニング。根岸から上野、そして谷中へ。なかなかいいコース。今後もこの道にしよう。


それにしても今日はすこぶる調子よかった。やっぱり睡眠が大切だということか。この状態が続けばいいのだが。

2009/07/30

うまくいかない日

9時起床。きついが我慢。朝食はガールフレンドが作ってくれたマフィン、目玉焼き、ベーコン、コーヒー。食後、ちょっとだけベッドでゴロゴロ。資料を漁りにはるばる南千住図書館まで。再開発されてない側を歩いたのだが、暇そうなおっさんやおばはんばかりで、なんだか大阪みたいな街だ。仕事はさくさく終わり、帰りしなに素盞雄神社でお詣り。荒ぶる神さま、我にお力を!

が、新プロジェクトの企画は通らず。がっくり。会社に対する不信感がつのる。もうホント、こんなことばかりなら会社辞めようかな。少なくとも、転職は真剣に考えたほうがいいかも。くさくさするので、まい泉でロースカツ定食。やけくそで1700円也払う。

午後は地道に入力作業。17時に退社。帰宅。弟から発泡酒が届いていた。あれか、お中元か。なんかお礼したほうがいいのかな。ガールフレンドと一緒に、なぜかCHAGE & ASKA「Yah Yah Yah」を大合唱したり、「101回目のプロポーズ」の最終回を見て涙ぐんだりする。弱ってるのだろうか?

夕飯は、彼女が作ってくれたバジルペーストのパスタ、ポテトサラダ。どちらも宮城の農家から届いたオーガニックのもの。バジルがとても甘い。

20時から22時まで眠る。起きてニュース観たり本を読んだりインターネットしたり。安家達也『ツール 伝説の峠』(未知谷)を読んで、2時に就寝。

Lee Scratch Perry with Ari Up


おおっ、リー・ペリーとアリ・アップ(Slits)が共演してる!