2009/09/07

銀座

9時にいったん起床し、仕事に出かけるガールフレンドを見送る。俺は調子が悪いので再度寝て、12時に起床。ビタミン剤など健脳物を服用。漢方は飲み忘れる。頭痛薬は敢えて飲まず。ミシェル・アルシャンボー『フランシス・ベイコン 対談』(五十嵐賢一訳、三元社)を読みながら出社。

午後は粛々とお仕事。先々週に済ませるはずだったものをようやく仕上げる。

夕方、ガールフレンドと待ち合わせて、銀座松屋にて赤塚不二夫展の最終日。残念ながらぎりぎり間に合わず、オリジナルグッズのみ買い漁る。

夕食は、玄米、じゃがいもとたまねぎのお味噌汁、かぼちゃといんげんのサラダ、鶏肉、なす、トマト、ピーマンの炒めもの(ケチャップとオイスターソース)。ヱビスの黒3本。荻上直子『めがね』を観ながら。



2009/09/06

噂の坂出さん

11時起床。ブランチは玄米、お豆腐とわかめのお味噌汁、炒り卵。ガールフレンドが出かけたので、13時から16時まで昼寝。調子が良くないから、いくらでも眠れる。

ビタミン剤、漢方など、健脳薬を服用。夕方、ドークボットというイヴェントへ。東京駅近くのビル23階が会場。スカイスクレイパー。ちょっと頭痛がするのでEVEを飲む。噂には聞いていたが、坂出達典さんのライヴがすごい。昨日のDoddodoやneco眠るもそうだけど、関西は、ホントに層が厚いな。自由が効く仕事だったら、関西に住んだほうが確実に楽しいだろうな。

終了後、駅前でちょっとだけ飲んで帰宅。後半はそれなりに調子よかった。健脳薬のおかげか、頭痛薬のおかげか。


それはそうと、昨日の日記で七尾旅人にずいぶんな言い方をしていたようだが、やけのはらのとばっちりだな。ごめんごめん。『Remix』の最終号を読んで、ちょっとだけ印象が変わった。でも、「Rollin' rollin'」はあざとすぎるので、売れるべきではないなーとは思う(笑)。

2009/09/05

猫がニャ~て、犬がワンッ!

11時起床。自然食品の店・根津の谷に玄米やお味噌を買いに行く。ついでに西日暮里のうどん屋でブランチ。帰宅後、三谷幸喜『ザ・マジック・アワー』を観る。

夜は新代田Feverにてneco眠るのライヴ。Doddodoすごい!(重みの美!) 二階堂さんもすごい!(軽みの美!) neco眠るは(もうちょっと曲調にバリエーションが欲しいけど)楽しかった! 「猫がニャ〜て、犬がワンッ!」が何度も聴けて幸せ。
で、以下はおっさんの小言。DJのやけのはらが、七尾旅人と一緒に作ったRollin' Rollin'」なるシングルが今度発売するらしく、「宣伝します〜、買ってください〜」とか言いながら同じ曲(川辺ヒロシrimixとか)を3度もかけ続けた。しかもメインアクトの直前のDJで。マナーもへったくれもない。曲調も「今夜はブギーバック」狙った感じというか、なーんかヤな感じ。そもそも七尾旅人って、自己主張だけあって、余裕なさそうな必死さが透けて見える人だから(それに、そういう「ピュアさ」が七尾の売りなんじゃなかったっけ?)、あっけらかんと「ブギーバック」しちゃう小沢健二のマネをしたところで、若い人はダマされてローリンされたりしないと思う。その商売に乗っかるやけのはらの品性もヤな感じ。

疲れたので、ライヴ終了後、すぐに帰宅。オリジン弁当の特のり弁当+明太子という貧しき食ををおなかに入れて就寝。

2009/09/03

三木成夫『内臓のはたらきと子どものこころ』

三木成夫『内臓のはたらきと子どものこころ 増補新装版』築地書館
子どもが生まれる方に読んでもらいたい名著。すべて重要だが、とりあえず気になったところだけ抜き出す。
まあ以上のようなわけで、この内臓の中でいったいどういうことが行われているか、これが素直に、大脳皮質の表面に、スーッと出てくるということは、めったにないと考えていいのです。たまたま見られるのが、あの健康な空腹感といったところでしょうか……。p.23

これまでの実地調査から見ますと、三十億年の昔、原始の海面に小さな生命のタマができたときもうその中には、地球を構成するすべての元素が入っていたという……。げんにこのからだには、鉛も入っているし、砒素も入っているし、六価クロムも入っております。猛毒の元素がきわめて微量に入っております。それはちょうど、地球というモチをちぎったようなものですから、ひとつの星──“生きた地球の衛星”ということになりますね……。ただ、それがあまりに小さい。しかも海水の表面張力が強すぎるので宇宙空間に出ることができない。ですから、星のまま漂っている。そういうものが一緒に集まってできた多細胞は、まさにあの「大宇宙」に対する「小宇宙」ということになるわけですね……。p.79

たとえば、皆さん、ボールが飛んできて打つでしょう。名選手になると、そのときボールが止まって縫い目が見える。いったいどういうことか? それはボウルと同じ早さで目の玉が動いたからです。目玉の動きが悪いと、ボールは風のごとく見える……。(…)
以上で、皆さん、もうお分りと思います。つまり、感覚と運動は同時進行です。いってみれば“グル”になっている……。そうして、この両者の間にあって、絶えず往ったり、来たり“走り使い”するのが、神経系の本来の役目と思えばいい。文字通り「伝達」するだけです。この関係は、ちょうど天秤の左右の腕に、感覚系と運動系がぶら下り、その支点に伝達系すなわち脳と神経が位していると考えればいいわけです。p.87

ここから本日のテーマ「内臓の感受性」が「言葉の形成」と、切っても切れない間柄にあることがわかってまいります。それは、いいかえれば「心で感じること」と「ものを話すこと」の両者が、まさに双極の関係にあるということです。あの感覚と運動の同時進行の関係──すなわち内臓の感受性が高まった、それだけ言葉の形成も的確になる。逆にいえば、すぐれた言葉の形成は、豊かな内臓の感受性から生まれるというものです。p.146

器官なき身体、あるいは糞袋

9時起床。朝食はロイスの生チョコ、コーヒー、ヨーグルト。補中益気湯、最後の一包を服用。仕事がお休みらしく、いつまでもベッドでゴロゴロしているガールフレンドが羨ましくなり、俺もついついのんびりしてしまう。遅刻。

電車内でちょっと吐き気。ある意味絶妙のタイミングで、三木成夫『内臓のはたらきと子どものこころ』(増補新装版、築地書館)を読む。いやあ、さすがの名著です。生物を植物軸と動物軸、2本のパイプにまで抽象化する……器官なき身体とは糞袋たるわれのことなり!


午前、午後とそれなりに仕事。昼食は近所のラーメン屋でチャーハンを。

夕方、ガールフレンドと一緒に「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」展を見に行く(世田谷文学館)。おしゃれで楽しい! まさにエディトリアルの黄金時代。

その後、曙橋で打ち合わせ。レンタルビデオ屋に寄って帰宅。


夕食はモロヘイヤ蕎麦、お豆腐のお味噌汁、豚肉と茄子とピーマンとトマトの中華炒め。ウォン・カーウァイ監督『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を見る。駄作。


↑これが生物の基本形ってわけです。

 左が顔で、右が尻。

2009/09/02

黒ィせえるすまん

忌引き7/7。

9時45分起床。ゴミを出して、ガールフレンドを送って、朝食。白米にごり山椒、お豆腐のお味噌汁、かぼちゃ、きゅうりの浅漬け。

ちょっとインターネットをして、藤子不二雄A『笑ゥせぇるすまん』(1巻、中公文庫)を読んで、11時から16時半まで昼寝。けっこう寝たのにまだまだ眠い。いつまでも眠れる。

『笑ゥせぇるすまん』、やはり黒い、それも必要以上に黒い……と思っていたら、実際、原題(『週刊漫画サンデー』連載時?)は「黒ィせえるすまん」だったんですね。

“笑ゥせぇるすまん”喪黒福造は奇怪なる人物ではあっても、けっして悪いヤツではないのです。

(藤子不二雄A「“笑ゥせぇるすまん”喪黒福造について」)

とあるけど、めっちゃくちゃ悪いヤツだと思います。


夕方、ガールフレンドと銀座で待ち合わせ。AppleStoreにAirMacの修理の申し込みをしたあと、2人で夕食。適当な店に入って、サイコロステーキ、あなごの天ぷら、生春巻、ごぼうサラダ、ビール2杯。〆にネギトロ丼(重い・笑)。バーニーズに寄って指輪を見たりなどして帰宅。

夜、The Beach Boys『Surf's Up』、V.A.『
Tropicália ou Panis Et Circensis』を聴く。夏の終わり。ガル・コスタの声が沁みる。
さて、明日からは仕事だ〜。

2009/09/01

まんが道!

忌引き6/7。

10時起床。起きてから、しばらくボーッとする。ブランチは玄米とごり山椒で軽く済ます。で、夕方まで昼寝。疲れが抜けない感じ。

夕方、ガールフレンドと銀座で落ち合う約束をしていたのだが、明日にしてもらう。図書館にてオーネット・コールマンばかり3枚借りる。


夕飯は白米、豆腐のお味噌汁、宮城の無農薬野菜の炒めもの、かぼちゃの煮付け、きゅうりの浅漬け。ビール3本。充実。

食後、藤子不二雄A『まんが道』(中公文庫)を7巻まで読む。特に『藤子・F・不二雄大全集』に当てつけているわけではないのですが、しばらく藤子不二雄A先生が続く予定です。