2009/11/02

コートにわくわく

午前の仕事は休み。12時半起床。よく眠ったおかげで、前日のお酒は残らず。シャワーを浴びて、菓子パンを食べて、会社に向かう。今日は寒い。春に買っておいたコートをおろして、ちょっとわくわく。電車の中で2日分の日記を書く。
午後、みっちり仕事。ほぼ定時に退社。電車の中でホンマタカシ『楽しい写真』(平凡社)を読みはじめる。

1人なので、夕食は簡単なもので済ませる。ネギラーメンを作って食す。その後、玄米を鮭フレークで。悲しい食卓。
食後、小津安二郎『小早川家の秋』(1961)を観る。父の葬儀のシーンを観て、昔の葬式はのんびりしていていいなあと感じた。今の葬式よりも、意味がないのがいい。で、そのあいだに挟まれる笠智衆と望月優子の会話がすごい。
──なあ、あんた。やっぱり誰か死んだんやわ。煙出とるわ。
──はあ……出とるなあ。
──じいさまやばあさまやったら大事ないけど、若い人やったらかわいそうやな。
──んー……けど、死んでも死んでも、後から後から順ぐり順ぐり生まれてくるわ。
──そうやなあ。ようでけとるわ。
ガールフレンドが帰宅。おなかが減ったと言ったら、ベーコンと小松菜のソテーを作ってくれた。今日は早めに寝るつもり。

2009/11/01

美術と工芸

10時半起床。東京に来ている父と連絡を取り合い、落ち合う場所を決める。昨日の掃除はこのためであった。念押しで、全部屋に掃除機をかける。

ガールフレンドと家を出て、最寄駅の改札で父と待ち合わせる。まずは蕎麦屋で食事。で、家に来て、大家さんに親の紹介を済ませる。部屋を見せたあと、コーヒーを飲んで談笑。ガールフレンドが外出するので、われわれも歩いて上野の博物館へ。「皇室の名宝──日本美の華[第一期]」展を観る。


たしかに目玉ではあり、しかも展示替え直前だったとはいえ、伊藤若冲の「動植綵絵」コーナーはあまりに混みすぎではないか。ちょっと前に相国寺でも観られたのに(しかも、そっちは釈迦三尊蔵もセットだったんだよ)。ただでさえ暑苦しい絵なのだから、観る環境くらい涼しくありたかったなー。俺が大好きな円山応挙の作品も、大したものは出てなかった。画狂老人卍(葛飾北斎)齢80の西瓜はさすがにすばらしい。

が、いわゆる「大政奉還」以降になると、ガクッとアウラがなくなるのはなぜだろうか。明らかに絵の質が変わっている。まさに美術と工芸の問題が浮上してくるのだ。そのなかで、退屈そうに皇居前広場に佇むブルジョアの女学生と、舟に桜を飾る水上生活者の親子、「階級」という題材を圧倒的な技量で描いた「讃春」を奉った近代人・鏑木清方はさすがであった──という見立てをしたいのだが、実のところはどうなのだろうか。ちなみに、小林多喜二が殺された昭和8年の制作。

ついでに観た常設展のほうが、やはり定番ばかりだからか、とても面白かった。ついに、一休さんの肖像ともご対面できた。


秋葉原に寄った後、再度ガールフレンドと合流。ワインバーにて3人で食事。グラスで3杯、さらにワイン1瓶あける。おいしかったー。

2009/10/31

ダ・パンプあたりから

9時半起床。起きてすぐベランダの掃除をする。植え替えをしたままの多肉植物まわりの土をようやく掃いたらすっきりした。土を落とすためにお風呂に入る。これだけで、いつになく優雅な休日を過ごした気分になる。

図書館に本を返却に行くついでにスーパーに寄って、あさりを購入。宮城から届いたチンゲン菜を斜め切りして、一緒にバター醤油で蒸す。玄米、昨日作ったスープとともに食す。これはこれは……おいしい。ついでに大根とかぶの葉で漬物を作っておく。


その後、ガールフレンドとともにウォークインクローゼットの掃除。学生時代から集めてきたいろいろな資料をひさびさに混ぜ返す。うーむ、懐かしいもの多数。

ちなみに掃除中に聴いた音楽は、宮崎貴士『Astaire』、かえる目『惑星』、細野晴臣『Hosono House』、ホース『Hose II』、ベスト・ミュージック『Music For Supermarket』、ダ・パンプ『Da Best of Da Pump』、ジーン・カーン「If You Wanna Go Back」、V.A.『Journey Into Paradise: The Larry Levan Story』。ダ・パンプあたりから作業がはかどりはじめたのが、この履歴からもわかる。


横浜へ。梅田哲也+神村恵+Contact Gonzo+捩子ぴじん+堀尾寛太による「停電EXPO」を観る。今回のコラボレーションによって、自身の表現が発展しそうなのはContact Gonzoだと思う。真っ暗闇(停電)の中でのパフォーマンスは迫力を増していたし、それ以外の、普通に歩いたり片付けたりしているシーンが意外に魅力的であった。シチュエーションや小道具を使うだけで、これほど面白いものになるとは。これをきっかけに、さらにブレイクしてほしい!

馬車道で食事。焼酎5杯ほど。

藤幡正樹が男をあげた

今日は渋谷のクアトロにてPhew、前野健太、相対性理論、湯浅湾を観に行った。それはそれはすばらしいライヴだったのだが、その感想は後日あらためて書くとして、とりあえず今日オープンした「CREAM ヨコハマ国際映像祭2009」に関する速報を。

この芸術祭、準備期間中からディレクターについての悪評が漏れ聞こえていたが、ついにアーティストからの公式発言が飛び出した。
まあ最近のキュレーターには、アーティストを、あるいは美術自体を、自身の出世のための駒としか思っていないような輩が多く、もう美術ギョーカイはどうしようもないところまで来ているが(ま、そんなギョーカイなんて潰れてしまえばいいのだけれど)、俺が聞いた悪評などから察するに、華麗な経歴を誇るディレクター氏も同類だったということなのだろう。
話はとてもシンプルで、要は、アーティストとキュレーター、どちらも美術と殉じる気構えがあるかどうか、だ。
藤幡正樹は男をあげた、ととりあえずは言える。彼の作品、11月3日までは展示しているようなので、観に行かなければ。

2009/10/29

なぜブニュエルか

8時45分、郵便屋に起こされる。早すぎると思うけれど、とりあえず起きれたので、ありがとうございました。漢方を飲んで、朝食はトースト、オムレツ。

ブニュエル『公開禁止令』(フィルムアート)を読みながら出社。学生の頃に読んだのに、ぜんぜん内容を覚えていなかった。なぜブニュエルなのかは、言うまでもないだろうが、Rest In Peaceということです。

出社後はあくせく働く。膨大な量の資料づくりに追われる。

昼食はお弁当を公園で。今日くらいの涼しさが気持ちいいな。『公開禁止令』を読み続けるが、ぜんぜん進まない。

夕方、新しいプロジェクトの顔合わせ。うまくいった。そのまま飲みに流れる。生ビール8杯。また飲み過ぎた。お茶の水からタクシーで帰宅。疲れたー。


2009/10/28

私の唯一の願望

10時起床。また、だんだん起床時間が遅くなってきている。朝食は玄米、ニラと豆腐のお味噌汁、ベーコンエッグ、はくさいの浅漬け。伊豆にできた杉本博司の美術館についての備忘録。清水穣の論文がいいそうなので、入手しなければならない。

今日も『霊と女たち』を読みながら出社。自分にはテーマが重要すぎて、なかなか進まない。


昼食はイエローカレー。グリーンカレーを頼んだら品切れだったのでイエローにしたら、鍋の底に残っていたグリーンをおまけしてくれた。これはうれしい出会いだった。750円也。

長期の病欠により多大な迷惑をかけていたプロジェクトが再始動することに。みなさんがまた、暖かく迎え入れてくださったことに感謝。1時間ほど残業して退社。


今日の、というには重すぎる教訓

「私の唯一の願望は、平板で退屈な現実の向こうに、もう一つの想像力による世界があることを提示することだ」──カール・ドライヤー


ドライヤーの言うもう一つの世界を現物でどう存在させるか、それは俺のささやかな望みでもある。


夕食は1人なので簡単なものをと思い、ミニトマトとしめじ、ハーブをたっぷり使ったオムレツ。玄米、お味噌汁、はくさいの浅漬け。なぜ、こういう簡単な料理につくった料理はおいしいのだろう。

夜、久々にランニング。30分ほど。最近ちょっとふとったからね。

夜中、仕事を辞めてきたガールフレンドが帰宅。これまでおつかれさま。自家製梅酒で乾杯する。

2009/10/27

幸せな報告

9時15分起床。漢方を服用。朝食はトースト、イチゴジャム、ベーコンエッグ。

『霊と女たち』の続きを読みながら出社。

午前から午後まで4連続会議。どうなってるのだろか。

昼食はフレッシュネスバーガーにてチーズバーガー、ポテト、レッドジンガー。これで870円って高くない? ホントはストレートエッジな食生活にしたいのに、たまにこういうのが食べたくなる。人間だもの。

夕方まで入力作業をして、定時に退社。神保町に移動して、前の会社の上司とひさびさに会う。2年ぶりだろうか。日本酒4合。いろいろと幸せな報告が聞けました。

23時に帰宅。ガールフレンドとビール2缶。2時に就寝。